例えば、オーストラリアの場合ですが、納期や制作内容の変更に対する考え方に違いがあります。例えば、WEBサイト依頼者側が、大きな仕様変更を指示してきた場合は、当たり前のように時給換算で請求金額を上乗せしていきます。さらに、その仕様変更を踏まえて、納期が仮に明日である場合、オーストラリア人は定時で帰ります。残業をするとプライベートな時間を削ることになり、それは罪なんだとまで考えているようです。そもそも依頼する方も納期に間に合わないような修正を依頼を出すから、納期は延びて当たり前だという考え方です。さらに、価格だけで制作をしたいなら、タイやインド、ベトナムに発注した方が安いに決まっているのだから、請求金額の上乗せを受け入れられない依頼者は理解できないという考え方があるようです。
世界に出ると英語が当たり前の文化圏が数多くあり、英語を使いこなせる人々は、世界中と競争していかなければならないということなのかと思いました。その点、日本人は、日本人と仕事をすることが好きだし、日本人的感覚にも自信を持っているので、修正する気持ちもないように感じます。日本は、精神的鎖国なんだと思っています。
また、上記の補足として、オーストラリアでは制作費用の半分以上を先にもらうそうです。依頼者が無理難題を平然と押し付けてくるときは、仕事も断り、お金は返さない契約になっています。
IE6対策はめんどくさいは世界共通
未だに数少ない人が使っているIE6。これにWEBサイトを対応させるのがめんどくさいというは世界共通のようです。もっとIE6対策は、有料化しているという国も多いようです。
ちなみに、IE6とは、Internet Explorer6の略称で、マイクロソフト社が2001年8月に公開したウェブブラウザです。2004年には、世界シェア8割以上を誇った。
世界で戦うために
例えば、WEBデザイナーを目指す人は、必ずポートフォリオを用意して、制作作品を公開し、自分の考えをブログ等に書くということがこれからのWEBデザイナーには必要なのではないでしょうか。世界のWEBデザイナーは、残業はしないかもしれませんが、こういうことをマメに行っているようです。自分の持っているスキルを効果的にプロモーションできて、はじめてお金になっていくということでしょうか。